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実力派2名がポスト就任
注目を集めた4月5日の六代目山口組の定例会であったが、大半の予想を見事にはずし、大幅な人事の発表はなかったようである。
「まあ、毎回そんなもんや。プラチナの組長でさえ、今日、誰か直参あがるみたいやな、と口にしてても、実際は誰も上がらんかった、なんて事はよくある話や」
そう語るのは、ある捜査関係者である。
「とくに六代目体制になってからは、その傾向が強くなった。かなり信ぴょう性のある人事についての噂がたっても、急きょ立ち消えたり、延期になることが増えたんや。司組長の引退話も4日の最高幹部会後に他の最高幹部数名と神戸市内で談笑しているのが確認されていたので、まずないだろうと見ていた」
ただ、まったく動きがなかったわけではない。これまで慶弔委員を務めていた3人の組長たちが任期満了で退任、新たに2名の直系組長が新任したという。……続きは…