衝撃実話!女が男を刺した理由 -第⑤話‐ 『死にたいくらいに震えた 花の都"大東京"』
【花の都"大東京"へ】
東京まで自動車免許を持っていないYの代わりに私一人の運転のため、多めに休憩を取りながら向かうことになった。
初日、愛知で高速道路を降りて安いビジネスホテルで一泊し、翌朝早めに起きて土砂降りの中、再び出発した。
雨天に加え、走った事もない道の長距離運転はいつも以上に気が張った。しかし、横で楽しそうに東京での夢を語り、くつろいでいるYに苛立ちを覚えながらも、東京で新しい職場の上司に会う予定が入っていたため、私達には時間に余裕がなかった。
夕方過ぎ、ようやく東京に着き、予約していたホテルにチェックインすると、近くの居酒屋で上京祝いと新しい仕事のためにささやかながら祝杯をあげた。
そして翌日、Yは初めてスーツに袖を通し、面接に向かった。新しい仕事には集金もあり、保証人が必要だったが、Yには頼める人がおらず、仕方なく私の母に頼んだ。しかし、Yからは一言のお礼もなく、その態度は"お前の娘は働いてないんだから当たり前だろう"と言わんばかりのものだった。
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