衝撃実話!女が男を刺した理由 -第⑩話‐ 『セックスとダッチワイフと私、そして思考は停止する』
■ついに私は物事の判断もつかなくなり始めた...
私達が住む社宅はYが働いてる職場の真向かいにあり、110番するとYが働いてる職場の人に見られる。
Yからは「クビになるから何回も呼ぶな!」と、言われたため、「夢持って東京に来ているので辞めさせないで下さい」と、Yの上司にお願いの電話をした。
しかし、Yは私が上司に電話で怒鳴り付けたと勘違いをし、仕事中にも"死ね死ねメール"が何度も届き、帰宅してからも、「死ね!頼むから死んでくれ!」と言われ、精神状態が崩壊していた私は、おもむろに包丁を手に取ると、Yの目の前で手首を何ヵ所か切ってみせた。
「これで満足?それとももっと?」
私がそう言うと、手首から流れる血にYは腰を抜かし、へたり込みながら叫んだ。
「ななな、何やってんだお前!!」
そして、救急車を呼ぼうと電話を手にした。
「あんたが死ねって言って切ったんだから、救急車なんか来なくて良い!」
後ろから叫んだがYはそれを無視し、救急車を呼んだ。