六代目山口組の新人事が内定したという噂が流れている。
正式発表は10月の定例会で報告されるのではないかと見られているのだが、二代目竹中組(兵庫県姫路市)安東美樹組長が若頭補佐として執行部に加わり、入れ替わるように若頭補佐だった六代目清水一家(静岡県静岡市)の高木康男総長が舎弟になったと言われている。
六代目山口組における舎弟とは、その名の通り司忍組長の『弟』であり、組内の序列では直系組長よりは上位だが、たぶんに名誉職的なポジションであり、「実際の組織運営のかなめからは外れてもらう、というニュアンスが強い」(捜査関係者)とされている。
山口組東海ブロックの重鎮である高木総長が、重要事項の決定権、決裁権を持つ若頭補佐から舎弟になった、というこの人事は、一部では強い憶測を呼んでいる。
「高木総長は、この4月に破談したという六代目山口組と神戸山口組の再統合案の六代目サイドの窓口として、会合の席についた総長だ。その総長が舎弟に直ることがどういう意味なのか、様々な憶測を呼んだとしても当然ではないか」(六代目山口組関係者)
対する神戸山口組の動きも「活発化している」と捜査関係者は言う。
「関西に弘道会の関係者が大勢入ってきていると噂されているが、神戸サイドのほうでも、なんらかのバッティングが発生した際にはすぐに動き出せる体制を整えはじめたようだ」(捜査関係者)
さらにもうひとつ、最近、関東の暴力団関係者のあいだで広まっている噂がある。それは……続きは…