この夏、福岡県博多区中洲で偶発的に起きた暴力団同士のトラブルは、一方の当事者が浪川会M一家総長、そしてもう一方の当事者が六代目山口組有力団体の下部組織だったということで、もつれにもつれてしまった──ということはすでに報道などでもご存知のことかと思います。
実際、両者の言い分には折り合いがつかず、指は飛ぶわ、派手なデモンストレーションは起きるわ、逮捕者は出るわで、捜査当局の素早い対応がなければどうなっていたか分からなかったほどの混乱ぶりだったと言われています。
そして、M一家総長の逮捕後、表立っては中洲の繁華街にも平穏が訪れた感があったといいますが、それはあくまで表面上の話。水面下ではM一家の猛烈な怒りが、現場を取り仕切っていた六代目山口組有力団体の下部組織H組の副組長に向けられたのだといいます。
結局、その副組長はH組から破門されることになるのですが、このたび、さらにH組のもう一人の副組長までも絶縁されたという情報を当局がキャッチしたそうです。……続きは…