同じ稼業にいながらも別の生き方をしてきたことをキッパリと説明しつつ、同じ稼業にいた方としての書籍刊行に対する賛辞が、とても知的で心のこもったメッセージだと思いました。
長い懲役や施設生活で読書に耽る人は沢山いますし、その中で自分も作家になりたいと思う方は意外に多いですが、実際に行動を起こして実現させるのは本当に厳しい世界です。
組長のおっしゃる通り、本物の稼業から作家に転身されたのは安藤昇と安部譲二のご両人を除くと他に例はないのではないかと思います。
そんな稀有な作家・沖田臥龍氏の今後の活躍を期待しつつ、稼業人、堅気問わず、一人の人間の生き方として新たな道を開拓していって頂きたい、いや、もう始まっているのだと思います。
生野が生んだスーパースター 文政
生野が生んだスーパースター 文政